欲望もルサンチマンもマネタイズされただけ
Google+日本一の女子大生は自らの人気をマネタイズする
真性引き篭もり: 普通の女子大生は、Google+で「日本一」になんかなっちゃいない。
彼らは懸命に希望を抱こうとするからこそ、インターネットに逃げこみ、そこで見つけた希望を日々の糧にして必死に生きようとしているのである。私達は生きねばならない。どうにかして生きねばならない。だからこそ必死なのである。生きる事に懸命なのである。それには希望が必要なのだ。Aya Sakagutiのような希望の人がどうしても必要なのである。3万人もの男達の希望であり、3万人の男達から必要とされているのである。
普通の女子大生がなぜ、Google+で「日本一」になったのか - nanapi Web
夏休みごろまでは企業のセミナーに参加するなどして、一般的な就職活動をしていたが、Google+で上位に入るにつれ、環境が変わってきた。
「Google+で1位の人ということで、企業の人とか、学生起業家の方など、いろんな人が会ってくれるようになり楽しいです。ソーシャルメディアを使って就職活動をしようとしている企業からも、やり方について相談を受けたり」
就職先はまだ、決めていない。「一緒に起業しないかと誘われたり、企業の方からソーシャルメディア関連の仕事を依頼されるようになり、一般的な就活に限らない選択肢も考えてみようと思っています」
女子大生は3万人の男たちの希望を有益な人脈に繋げた。
おそらくこのまま、希望をマネタイズすることに成功するだろう。
不人気者のルサンチマンは束にされマネタイズされる
ある朝、インターネットは死んでいた - さようなら - ファック文芸部
新しいネオリベラリズム。それは人気者という自由主義が、インターネットに流れ込んで、マネタライズされるのだ。何処にでも偏在する人気者という名の権威。インターネットで一人であることは罪になりつつあるだろう。そして、編成された人気者という権威をじっと見守るしかないだろう。
人気者が単品でマネタイズできるのはいつの時代も同じだ。
id:Chikirinは本を出したし、片桐えりりかはAVを出したし、id:phaは不動産業をやっているし、DECO*27は柴咲コウに見初められてメジャーデビューした。
しかし不人気者も束にされればマネタイズできる。報酬は束にした者にしか与えられないが。
君たちが匿名掲示板に出入りしていた経験を持っているならば、そこでコミュニケートされる物事は無職の話題であり、ひとりぼっちの学生であることを知っていると思う。私たちは孤独だった。孤独だったからこそ、コミュニケーションを望んだのではないか?私が、一人であること。一人であることを通じて、何かにつながろうとすること、それが目的だったのではないか?
Mixiが如何に嫌われたのか、といえばそのような「私たちは一人である」という孤独を通じて、もはやコミュニケーションすることが不可能になりつつあることを証明してしまったからだ。そこにあるのは、「私たちは一人である」ということを知らないか、忘れてしまった人々だ。そのように、一人ぼっちの人間がその孤独を瓶詰につめて流していたあの魅力的なインターネットは消滅していく。
現在のインターネットから孤独や嫉妬や欲望や憎悪は消滅していない。
無職やひとりぼっちの学生たちによるルサンチマン渦巻くやりとりがまとめられたブログは、
いままさに非常に勢いのある人気コンテンツだ。
昔と違うのは、それらの鬱屈した感情がアフィリエイトを使ってマネタイズされたということだけだ。
古き良きインターネットを破壊したのは何か
スケベ心である。
女の子に構われたい、有名人に構われたい、というスケベ心である。
スケベ心は昔のインターネットユーザーにも変わらずあった。
変わったところといえばスケベ心のマネタイズがマニュアル化され、あからさまになったことぐらいだろう。